寺子屋稼業のかたわらで

京都、ときどき栃木。

広島にて

広島大学に来て、3ヶ月が経った。

 

東広島市は、人口にして20万にも満たない。下宿とキャンパスのある街は見渡すかぎり小高い山に囲まれた盆地で、湿気た風がなかなか抜けず、数日は靄となって漂っている。だが、市役所にあった地図を見ると、どうやら市域は海にも面しているらしい。と思えば分け入るような山地もまた東広島市で、つまりは合併か何かで広島市の東側にできたからそういう名前なのだろう。

こちらの同級生に言わせると「もう少し文明があったほうがいいでしょ」と感じるそうだが、何せもとが地方出身なので、生活環境に特に不便は感じていない。強いて言えば、田圃が近いのでやたらと蚊が沸くのと、ときおり散歩道に野犬が出現するくらいのもんだ。

 

不思議なもので、こちらに来てからというもの、あれほど崩しまくっていた体調がまったく崩れなくなった。それどころか体重がピーク時から5kg近く減り、むしろどんどん健康になっていっている。勤め人をしていた頃よりよほど色艶が良い自分に、ただただ苦笑するしかない。

 

久しぶりになにか書いてみようという気になってみたものの、かたっくるしい言葉遣いと思考ばかり無理して使っているうちに、気楽なことばがどこかへ行ってしまった。そんな堅物でもなんでもなく本当はしょーもない人間なのに。